高田城址公園
高田城址公園は、徳川家康の六男、松平忠輝公の居城として築城された高田城の跡に造られた公園で、全体が新潟県の史跡に指定されています。現在の公園の地形は、旧陸軍第十三師団が入城する際、明治40年(1907年)に土塁の大半を崩して堀を埋める工事が行われたことによって出来たものとされています。公園の面積は約50ヘクタールあり、市街地の中心部に位置する公園としては、全国的にも有数の規模を誇っています。
園内には、復元された高田城三重櫓や高田図書館、小川未明文学館(高田図書館内)などの文化施設、陸上競技場、野球場等のスポーツ施設、ブロンズ像を配置した遊歩道、岩野勇三ブロンズコーナー、外堀をめぐる遊歩道があり、市民の散策や憩いの場となっています。
また、平成29年9月には市民交流施設高田公園オーレンプラザが開館、平成30年7月には、市立総合博物館が歴史博物館としてリニューアルしています。このほか、本丸と二の丸を結ぶ極楽橋も復元されています。
高田城址公園は、令和2年4月1日に高田公園から名称を変更しました。
高田城址公園の桜は、旧陸軍第十三師団の入城を記念して明治42年(1909年)に在郷軍人会によって2,200本の桜が植えられたのが始まりです。現在は公園や、その周辺を含めて約4,000本の桜があるといわれています。夜になると三重櫓と桜がぼんぼりの明かりに映え、お堀の水面にうつる様は日本三大夜桜の一つにも数えられ、よりいっそうの華やかさにつつまれます。毎年開催される観桜会では、春を待ちかねた市民はもとより各地から花見に訪れる人たちで賑わいます。
なお、公園名称が高田城址公園に変更されたことに合わせて、観桜会の名称を令和2年度から「高田城址公園観桜会」に変更しました。(従前は「高田城百万人観桜会」)
高田城址公園のハスは戊辰戦争や凶作により貧窮した高田藩の財政を立て直すため、外堀にハスを植えレンコンを育てたことがはじまりです。外堀19ヘクタールを埋め尽くすハスは、美しさ、規模ともに東洋一とうたわれています。見ごろは7月下旬から8月中旬で、令和2年度より、毎年行っている「上越はすまつり」の名称を「高田城址公園観蓮会」に変更し開催しています。
■ 所在地 ■
所在地:新潟県上越市本城町44-1
問合せ:https://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/toshiseibi/takada-castle-site-park.html#a01